アメリカ生活+不妊治療からの妊娠

IUI、Stimulation IVF、Natural cycle IVFを経て胚盤胞移植。移植1回目は子宮外妊娠で抗ガン剤MTX治療し、2回目は胎嚢・心拍確認済みで現在進行中。アメリカでの不妊治療から妊娠までの記録ブログ。不妊治療や妊娠に役立つ情報、アメリカ生活情報などを発信しています。

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【卵子提供】BT6ー症状、低用量アスピリンで流産予防

こんにちは、めいみるくです。

今日は胚盤胞移植後の症状の備忘録と低用量アスピリンについて。

 

 

BT6ー症状

胸:胸のハリが徐々になくなっている

お腹:昨夜の下腹部痛がピークで徐々に頻度が少なくなっている

オリモノ:元の超粘着オリモノにかなり近づいている

胃:特に変化なし

安静:あまり下腹部の痛みがないのでソファで過ごしたり、ほぼ普通に料理をしたり。

 

明日はフライングで妊娠検査薬を試す予定ですが、症状がなくなってきているので陰性になるんじゃないかと心配です。

 

怖いですが、ダメなら着床不全なのか今後の移植に向けて原因を探るためにもやろうと思っています。

 

ダメならポテチ+コーラでふて寝する予定です(~_~;)

 

 

 

低用量アスピリンで血栓・流産予防

以前の治療センターで採卵前から、81mgの低用量アスピリンの服用指示があり、その後も飲み続けています。

 

流産予防などにいいと聞くのですが、もし妊娠しても摂取し続けていいのか不安になり、調べてみました。

 

既に低用量アスピリン療法は、血栓、流産予防薬として、世界で安全性も有用性も証明されて使われて来たのですが、日本では保険が効きませんでした。何故ならば、あまりにも安価な薬なため、製薬会社が巨費を投じて保険収載のための国内治験を行わなかったからです。しかし、今から5年前に、特例とし て、国内治験免除で血栓症に関してのみ保険が効く様になりました。その時、おそらく製薬会社が責任を逃れるために、根拠も無く妊娠28週以降は禁忌という 添付文書が付きました。既に、当時我々は、国際的なエビデンスに基づき、妊娠35週まではアスピリンを投与していたので、当然その添付文書を無視し、現在 に至っています。最近、妊娠28週でアスピリンを終了する産科医が多いのは、この添付文書に真面目に従っているからです。残念ながら、不育症の治療としての低用量アスピリン療法は、未だに保険が効きませんので、自費診療となります。

(中略)

原因不明で何度もアスピリン、ヘパリン療法をやっても流産を繰り返し、当院受診された人の中には、検査を行ったところ、凝固異常とは無関係の染色体転座が見つかったり、糖尿病や甲状腺異常が見つかったり、子宮奇形が見つかったりした人も多いです。

(中略)

当院での一般的な飲み方は、基礎体温の高温期中間から開始 し、妊娠したら続行して妊娠35週で終了としています。高温期中間から開始している理由は、以前は妊娠分かり次第開始する様にしていたのですが、この指導 法だと、妊娠に気付くのが遅くて、アスピリンを飲み始めた時は既に手遅れという人が続出したからです。欧米では、分娩当日まで飲み続けるのですが、分娩時 の出血が増える可能性を考慮し(あまり心配は無いのですが、産科医の反対もあるので)、妊娠35週で終了としています。
低用量アスピリン療法の用量は、国際的に60mg~100mg/日と決まっています。この量が、一番効果がある事が確認されています。増量すると、かえって効果はおちます。これをアスピリンジレンマといいます。

 

www.sugi-wc.jp

 

論文もあり、副作用もないことから、分娩当日(もしくは妊娠28〜35週)まで飲み続けて大丈夫そうです。

(ただ、低用量でない解熱用アスピリンでは問題があったとのことです。)

 

以前に皮膚の外科手術直前まで服用していましたが、出血も特に問題ありませんでした。

ちなみに、アスピリンは服用中止から効果が2週間持続します。

 

アメリカでは81mgアスピリンはスーパーで簡単に手に入りますが、日本では血栓予防で保険適用になるようですね。

安価な薬らしいので、不育症治療で処方されてもそこまで負担にはならないのかもしれません。